BlueVancouver- アラサー エンジニア転職@カナダ

現在アラサーの駆け出しエンジニア。[文系学部卒]にも関わらず26歳の時にSoftware Engineerになる事を決意。東京の外資系コンサル会社を26歳で退職し、カナダでのコンピュータサイエンスの大学に理転しました。(業務未経験) & (アラサーからの理転) & (いきなりカナダ) ですが、日本人としてもっと多様なキャリアがあってもいいと思い、情報共有しております。Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCpa0EIrdETaR2gunXDEz-7A

東京のビジネスコンサルを辞めて北米でソフトウェアエンジニアにキャリアチェンジした理由 前編

今までの記事を読んでる方はご存知かもしれませんが、自分は文系学部卒でBig4系のコンサルとして最初のキャリアをスタートしました。

約4年ほどビジネス側のキャリアを積んできてから、理転でのアカデミックを挟み、エンジニアへのキャリアチェンジ(現在進行中)は簡単ではありませんでした。周りに相談に乗ってもらえるような人もいなかったので、誰かの参考になればと思い、ブログを書いています。半分は自分の思考の整理として使っています。
今日はコンサルからソフトウェアエンジニアへキャリアチェンジした理由を自分の中で整理しようと思います。このキャリアチェンジには2つの理由が主にあって、一つはコンサルを辞めたい理由、そして次がソフトウェアエンジニアとして働きたい理由です。

まずは経営コンサルをやめた理由です。
1.対人の仕事に向いていないから
2.マネージャー職、管理職に興味がないから
3.ある程度経験すると、スキルがあがりにくい
4.北米で働こうとすると言語の壁がある。


1.に関しては働く中で初めて気づきました。自分はアナリストやコンサルとしては何か作業をすることは得意で、エクセルを操ることや、データ分析など、何かルールが与えられた範囲で考えたり、作業をすることは嫌と思ったことはありませんでした。
反対に、クライアントに説明するときや、説得すること、ヒアリングで何に困っているか聞き出すことは本当に苦痛でした。言葉ではうまく言えませんが、自分の思考はロジックが通っているが、それを他の人に伝えることが得意ではないんだと思います。やはり長いキャリアなので、自分が得意なことにもっと時間をさきたいし、伸ばしていきたいと思いました。プログラミングはストレスに感じたことはあまりないです。

2.に関して、コンサル業界はアナリスト、コンサル、と昇進したらその後はマネジャーとしてアナリストやコンサルを育てたり、チームとしてうまく動くようにチームマネジメントやクライアントへの営業が主な仕事になります。いつまでもエクセルや、データ分析、リサーチをやらせてもらえません。自分は他人のマネジメントには残念ながらあまり興味がわかないので、どのみちコンサル業界にいるのはアナリストとコンサルタントの間までだと薄々わかっていました。

1. 2.共に自分の内向的な性格や内向的思考が顕著に表れていますが、コンサル業界で働いて3年ほど経ったある日心理学で修士号を持っている当時のマネジャーにMBTI 16 personalityテストというのを聞き、試しに受けたら、やはり超内向的なINTJという分類であることがわかりました。
説明を読んでみると確かに当たっていて、努力とは別の自分の好き嫌いがこのテストで確信することができ、自分はその3ヶ月後に退職することになりました。テストに興味がある人はmbti 16 personality testで調べると色々出ると思います。

3.については、コンサル業界はプロジェクトベースで色々な業界のクライアントを相手にしますが、根本的にやる仕事は自分の場合は同じで、クライアントのヒアリングをして、ビジネスフローやオペレーションを現状のものから、システムを導入することで簡単にするなどの要件定義をして、設計書を書き、システムに関係する部分はプログラマーに説明し、システム完成後はユーザーにトレーニングし、文書化するなどの工程でした。
ある程度経験を重ねると、技術者として学ぶことはそこまで増えず、対人スキルという数字では測れない何かが伸びる気はしますが、1.,2.でも言った通り、技術者としてスキルを伸ばしたい自分にとっては、これ以上いてもスキルが伸びることはなかったと思います。

4.については、自分はどうしても北米でのキャリアを歩みたかったので、その場合、現地のネイティブスピーカーとポジションを争うことになります。英語の面で彼らと議論することにコンサルだとなります。
自分はそこでの勝負は望まなかったので、アメリカ、カナダで勝負するなら英語の壁がないプログラマーならまだ可能性が高いと見切りました。
実際働いていて、slackやdaily stand upで使う英語はエンジニア英語なので、英語で苦労したことは今のところはないです。

総じて、自分はコンサル業界を選んど事は全く後悔していません。この後悔のはなしはまた別のエントリで書きたいと思います。
ただ、自分の向き不向きがコンサル業界のマネジャー以降のキャリアには向いていなかったのと、好き嫌いでINTJな自分はコンサルタントとしては向いていなかったと思います。これをしれただけでも良かったなと思います。長い人生の中で、本当に向いている仕事を見つけるのは時間がかかりますし、向いていないことをしれたならそれは次に進めるのでラッキーだと思います。

少し長くなったので前編後編に分けたいと思います。
次はソフトウェアエンジニアにキャリアチェンジした理由です。