BlueVancouver- アラサー エンジニア転職@カナダ

現在アラサーの駆け出しエンジニア。[文系学部卒]にも関わらず26歳の時にSoftware Engineerになる事を決意。東京の外資系コンサル会社を26歳で退職し、カナダでのコンピュータサイエンスの大学に理転しました。(業務未経験) & (アラサーからの理転) & (いきなりカナダ) ですが、日本人としてもっと多様なキャリアがあってもいいと思い、情報共有しております。Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCpa0EIrdETaR2gunXDEz-7A

2021年のバンクーバー、トロントでのサマーインターンを終えて

2021年夏までの振り返りエントリーです。アラサー元社会人がカナダ移住を目指して行動してきた記録です。

2020年の9月から2021年4月まではバンクーバーCo-opを8ヶ月、5-8月にsummer internを別の会社で4ヶ月、Total一年間をfull timeで働き、2021年の9月から学業に戻りました。

 

各社インターンでは守秘義務契約を結んでいる為、技術/業務内容や給与形態については話せませんが、感じたことなど整理していこうと思います。

学び(1): 一度カナダでソフトウェアエンジニア経験を積むと、その後はインタビューを得るフェーズは比較的スムーズにいく。

当たり前のように聞こえますが、Resumeに一度ある程度の規模や名の知れた会社で経験を積むと、2社目のインターンではApplyした後の返答率は1回目よりも高かったです。自分は日本での経歴はありましたが、カナダでは皆無だったので、1度目はそもそもインタビューに読んでいただいたのが50社applyして、2社程度でした。2社目では50社中10~15社程何らかの返事をいただいていました。

最初はカナダに残れるのか不安でしたが、Total一年働いたことで、技術的にも自信がついてきましたし、経歴的にもとりあえずインタビューは受けさせてもらえるレベルにはなってきたと思います。ただ、その後の技術面接では何度も落ちてきたので、まだまだalgorithm&data structureと、設計の知識は学ぶ必要があると痛感しました。就職後も、次の転職を見据えて、これからも勉強を続けていこうと思います。

 

学び(2):シニアエンジニアにあって、今の自分にはないもの

インターン中は全ての会社で、メンターをつけていただきました。彼らはシニアエンジニアで、ボランティアでインターンの面倒を見てくれる方々です。ただ、一から教えてもらえるわけではなく、技術選定や、設計のレベルで答えのない選択をするときに第三者意見をもらう際にサポートしてくれます。あくまでも、調べて出てくるような内容は自分で調べて、詰まった時にslackする程度です。 彼らシニアエンジニアを見てきて、自分が感じた差は、経験ももちろんですが、他のチームやcomponentを理解した上での決断ができる、そしてcross functionalな仕様を他チームと連携する能力が高いことでした。一言で言えばcommunication力ですが、ただ話が上手いのとは違い、今の自チームと他チームのリソースを理解し、仕様も理解した上で、技術選択ができます。

逆に言えば、新しい技術内容については彼らも調べながら手探りで時間をゆっくりかけるので、自分もある程度正しい努力をすれば自分の分野の技術力という観点ではシニアになれる技術力は身につくと感じました。働く中で他チームと連携することも増えてくると思うので、日本で学んだプロジェクトマネジメントを活かしていこうと思います。

 

学び(3):バーンアウトはいつ起きるかわからない。

メンタルケアは本当に大事だと感じました。自分はおそらくHSPで、日本、カナダ関係なく会議をした後はどっと疲れます。カナダに来てなくなると思っていた、マネージャーからの評価に対する気疲れは、なくなることはなかったですし、大きい企業では関係者が増えるため、meetingが多く、meetingの前はcodingや設計に100%意識を注ぐことは本当に難しいと感じました。あまり考えすぎないようにするため、毎日筋トレやtrail runというDaiGoさんオススメの森の中を散歩したり、走ることで気を落ち着かせてきました。ただ、日本のコンサル時代に感じていたほどの重圧はないので、これからもメンタルケアをしっかりして、バーンアウトしないように気をつけます。特にSoftware Engineerのバーンアウトは良く聞くので、これからも試行錯誤して自分なりの方法を見つけてはシェアしていこうと思います。

いい意味で、今回分かって良かったのは、日本にいても、カナダにいても、プレッシャーは避けられないですし、自分はそれを感じやすいことがわかって良かったです。