個人的意見と感想をただただ書いています。
私はトロントでソフトウェアエンジニアをしていて、今まで何人かの優秀なエンジニアを見てきました。PhDを終えて、エンジニアに新卒就職した人、PhDからポスドクを経てからエンジニアに転職した人、ポスドクを超えてAssociate Professorをやってからエンジニアに転職した人。どの方々も非常に優秀で自分では叶わないと思うような方々でした。
ただ、自分はそのようなScienceの分野では勝負しないので、今回はあくまでもその方々を見てきて思ったことを呟きます。
注)自分はPhDを持っているわけでもないので、これはただの独りごとです。
年収も需要も時代が決める。
自分は取れるものならPhDに挑戦したいとは思います。それは置いといて、とあるポスドク後の優秀な同僚のかたがいて、彼はとあるスタートアップでエンジニアをしています。とても優秀なのですが、バックグラウンドもマッチすることもあり、かなりニッチなscienceよりの分野でトップレベルのスキルを有しています。
当時留学中だった自分はどうやったら彼のようになれるか考えており、その過程でその同僚のタイトルになるといくらほど年収がもらえるかなんとなく調べていたところ、予想とは反対に市場の平均前後だったのです。彼はそのScienceの分野でエンジニアとしては本当にトップレベルの人材ということをなぜかマーケットが評価していないという数字が納得いきませんでした。
自分はそのそのスタートアップのインターン最終日に彼に、今後もこの分野の技術を続けるのか聞いたことがあります。彼はおそらくまだしばらくその分野でやっていくとおっしゃっており、それはそれで素晴らしいのですが、まだまだ時代がその新しい技術に追いついていないと感じました。その技術を続ける場合、かなりニッチなため他の企業でjob positngはほぼなく、州外または国外に行かないとおそらく転職はないかもしれないとLinkedInのjob postから思いました。
あくまでも自分の感想ですが、ここまで優秀でも、良くも悪くもニッチな領域だとなかなか他の企業からの需要が少なく、転職が厳しく、競合がいないということは平均的な年収で雇えてしまうのだろうと感じました。
価値観は人それぞれですが、シンプルにただただ年収をあげるのをを目指すのなら、ニッチに行きすぎず、程よく需要がある分野でそれなりに特化することが大事だと思います。なので、良くも悪くも、年収も転職需要も時代が決める。
年収に関してはどこに住むかも大きく影響しますが、それはまたどこかで書きたいと思います。
自分はこのことで今でも考えています。今はリアルタイムのデータ ストリーミング、Data Ops Software、データ基盤構築、インフラ、IaaC、Big Dataのoptimizationなど結構データにニッチに生きていますが、これが良いのかどうか、考えてbackendに行くかML Opsなどに行くかいつかはシフトしていかないといけないと感じています。
年収も需要も時代が決めるので、どうにかその大きな流れについていけるように2024は頑張っていきます。