スタンフォードのMBAでは毎年Essayのお題でWhat matters most to you, and whyが出されます。私はMBAを取得したわけでも、今では行きたいわけでもありませんが、過去に外資コンサルで働いていた際に、MBA出願を目指し、このEssayについて考えたことがあり、これが原因というわけではありませんが、一つのきっかけとして、MBA、ついでにビジネス系のキャリアから一旦は技術職にshiftするきっかけになりました。
今ではこのスタンフォードGBSのお題にすごく感謝しています。
過去の話
外資コンサル時代、キャリアアップするにはMBAしかないと思い、アゴスや各スクールが東京に来る際には毎回ブースに足を運び、在校生の話を聞いていました。コンサルは3年できっちりやめて、MBAに行く予定だったので、2年目からこのEssayに週末に取り込んでいたと思います。
本題
What matters most to youですが、当時と今で少し考えは変わるかもしれませんが、今の自分を主観として誰からの評価も気にせず、本音で書くなら
1.健康
2.パートナーとの時間や関係
3.コントロールできる時間、または自分らしく居れる時間の割合
4.場所の自由(ビザや永住権など、働く場所に制限を受けない状態)
5.経済的自由
6.社会貢献(ボランティアという意味ではなく、仕事の延長で価値を提供し、貢献したい)
という感じです。
具体的に深掘りすると4,5,6は結局のところ自身のskillsetの向上と成長に言い換えられます。なぜなら、場所の自由を達成するには雇い主にvalueを提供する必要があり、その価値をわからせる必要があり、経済的自由も自身の価値提供のreturnとしての結果だからです。6についても自身の価値提供の大小で貢献度が決まります。
なので、Essayを書く過程で上の6点がここうなります。
1.健康
2.パートナーとの時間や関係
3.コントロールできる時間、または自分らしく居れる時間の割合
4.自身のskillsetの向上と成長
もう少し深掘りすると、3について、これは勤務時間を短くするわけではありません。例えば、もし仕事の内容が単純に趣味の延長だった場合、それは自分らしく居れる時間に含まれ、好きなことをしているので、自分の幸福に貢献します。
つまり、どれだけ他者貢献ができても、どれだけskillsetの向上に繋がっても、それが自分が勤務外でも進んでやりたいと思えないのであれば、その時間は義務となってしまいます。
詰まる所、MBA卒業後、Finance、VC、PrivateEquityの世界に行けたところで、それらの時間は自分が勤務外でも進んでやりたいと思えないので、What matters most to youに関係ないことがわかってしまいました。
今の技術職については、自分はやはり物作りが好きなので、この”What matters most to you”の自分の価値観に一番近いので、引き続き日々精進していきます。
他の言い方をすると、独立して何か物作りをすることもこの価値観に沿ってはいるので、いづれは独立も視野に入れておこうと考えさせられました。それにMBAが必要かどうかは答えは出ていません。Networkingという観点で見ればアリでしょうが、costがpayしないだろうというのが今の気持ち。Tech系のnetworkingは他にもあると思うので、一つのことに固執せず、自分の価値観に沿ってこれからも活動していくと思います。
当時はこのessayが書けず悩んでいましたが、今では書けなくて正解だったかもとも思います。